こんにちは。逆張り投資家のしめじです。
今日も市場を眺めながら、あの銘柄はそろそろ“底”じゃないか…と鼻がピクピク反応しているわけですが、今回はちょっと気になる動きをしている銘柄があります。
そう、それは「コンタクトレンズの王者」こと、証券コード7780のメニコン。
長らく株価は冴えない展開が続いていましたが、ここにきて「おや?」と思わせる水準に到達。私の逆張りセンサーが反応しました。まるで深海の底で眠っていた財宝の棺が、光を放ち始めたかのようです。
■メニコンとは何者か?ざっくり振り返り
メニコンと聞いて「コンタクトの会社ね」と分かる人は、なかなかの生活感。老舗のコンタクトレンズメーカーで、創業は1951年。日本初の角膜コンタクトレンズを開発したことで知られる、まさにパイオニア企業です。
月額制(定額制)の「メルスプラン」で顧客を囲い込み、ストックビジネスとして安定した収益基盤を持っていたはず…ですが、近年は業績が横ばい、いやむしろジワジワと下り坂。株価もそれに比例して沈んでいました。
2021年には5000円を超える高値を記録していたのに、現在はなんと1000円に迫る勢い。実にピーク時の約半額です。
…この感じ、好きなんですよね。
■この株価、底に近いんじゃない?
僕が注目しているのは、**PBR(株価純資産倍率)とPER(株価収益率)**の水準。
・PER:約13.9倍(直近予想)
・PBR:約0.95倍
PBRが1倍割れということは、市場がこの企業の純資産価値すらフルに評価していないということ。つまり、「そこそこ健全な財務状態で、収益も出しているのに、ほぼ解体価格」みたいな状態。
これはもう、例えるなら──
> 高級旅館の予約が、なぜかビジネスホテル並みの値段で出てる状態。
「いやいや、どう考えても安すぎるだろう」と思いながらも、誰も泊まってない。だけど中に入れば、露天風呂も囲炉裏もちゃんとある。
そんな“お得すぎる誤解”が、今のメニコンには漂っています。
■業績は悪化?いや、そうでもない
ここで数字を少しだけ見ておきましょう。
2024年3月期の決算によると、
売上高:約920億円(前年比微増)
営業利益:約74億円(前年比減少)
純利益:約45億円
たしかに営業利益は少し落ちましたが、それでもしっかり黒字。しかも自己資本比率は50%近く、財務体質は磐石。無借金経営ではないにせよ、自己資本でガッチリ土台を固めています。
利益率がやや下がってきているのは気になりますが、「赤字に転落してどうしようもない」という状態とは程遠い。
これはまさに──
> “健康診断でちょっと中性脂肪が高かった”レベルの話です。
まだまだ動ける、走れる、むしろフルマラソンもいける。
■なぜ株価は下がったのか?
では、なぜそんなメニコンの株価が、ここまで下がってきたのか?
これは「成長期待の剥落」と「競争激化」が主な要因です。
定額制モデルの飽和、ネット販売やドラッグストアの参入、Z世代のコンタクト離れ…などなど、成長にブレーキがかかってきたことに加え、コロナ禍での眼科受診控えも影響しました。
つまり──
> “長年のエースストライカーが得点王を逃した途端に、評価が一気に落ちた”現象。
でもね、皆さん。逆張り投資家としては、こういうタイミングこそが“チャンス”なのです。
■逆張りの掟「割安+安定=拾いどき」
私しめじが逆張りで重視するポイントはシンプルです。
1. 業績がそこまで悪くない
2. 財務も健全
3. 株価が過去と比較して明らかに安い
4. 市場が興味を失っている
すべて、今のメニコンに当てはまります。
特に今回注目したいのは、「安定して黒字が出ているのに見捨てられている」この状況。
投資家の期待値がゼロに近いということは、ちょっとした好材料でリバウンドが大きくなる余地があるということ。
実際、株式市場は“予想とのギャップ”で動きます。業績が良くても“良くて当然”と見なされれば株価は上がりません。でも、誰も期待していなかった企業がちょっと良い決算を出したとたん、株価は倍返しするんです。
これはもう──
> 「地味だった幼なじみが、成人式で突然美女になって現れた」衝撃と同じ。
手遅れになる前に、声をかけておくべきなのです。
■まとめ:海底に眠る真珠は、今まさに光を放ち始めている
7780メニコン。
株価は1000円台付近、PERもPBRも適度に割安。
業績はジワ下がりだが黒字はキープ。
市場の注目度は低く、静寂の海底に沈んだまま。
でもその“静寂”こそ、逆張り投資家にとっては最大のごちそうです。
株式市場とは常に期待と失望のジェットコースター。そして我々は、その軌道を逆に辿る者たち。
次に陽が差すとき、それは大波になるかもしれない。
僕はゆっくりと、しかし確信を持って──この深海の真珠に、手を伸ばしていきます。
それでは、また次回の“底探訪”でお会いしましょう。

yahooファイナンス参照
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*注: 本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身の責任で行ってください。*