
こんにちは、逆張り投資家のしめじです。
今日は熱い…いやアツすぎる話題です!
楽天が国からAI開発支援を受けたとのニュースが飛び込んできましたが、
その瞬間、僕の中の逆張りセンサーは「待った!」と反応しました。
というのも、「倒産しない = 株価が下がらない」ではないという教訓を、
かつてのジャパンディスプレイ(JDI)が証明しているからです。
📣 ニュースがもたらした衝撃:楽天に“命綱”がついた
楽天は2025年7月15日、経済産業省とNEDOが進める生成AI支援プロジェクト「GENIAC」に採択されました。
これで政府の後ろ盾を得た形となり、モバイル事業の巨額赤字に未来が見えたのは間違いありません。
これ、要するに 「楽天、国家の支援で倒れなくなった」状態。
読者としても、「ああ、これで安心して株が買える!」と感じた方もいるはず。
😲 でも待ってほしい。「支援=株価上昇」じゃない
ここですごく大事なのは、
倒産しないことと、株価が上がることはイコールではないという現実。
実際、JDIは国から支援策を受けましたが、株価はダラ下がり。
支援が剣ではなく“両刃のナイフ”になり、期待ばかり先行し、業績で裏切られる展開となりました。
📉 JDIのチャートが語る、“支援ギャップ”の悲劇
JDI株価は2012年上場以来、
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赤字体質
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無理な設備投資
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国からの支援
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それでも業績改善せず
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株価は18円前後で膠着……という苦痛の軌跡をたどっています。

ジャパンディスプレイ全期間チャート ※参照Yahooファイナンス
チャートはこう語りかけてきます。
「支援を受けたからって、買われる材料にはならないよ」と。
🎭 例えると…「命綱をつけたまま崖を歩く挑戦者」
あなたは今、崖の縁を歩いています。
突然、命綱(支援)を付けられたけど、
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視界が悪く全体が見えない
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岩が崩れる場所があるかもしれない
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降りるタイミングが分からない
そんな状態。命綱は確かに安心にはなるけど、最終的なゴール(=株価回復)が約束されるわけじゃない。
😡 楽天は“命綱付き”になったけど…
楽天はAI支援で“倒産リスク”からは解放されました。
でも…現状、赤字が消えたわけではない。
株価は好材料を織り込んでいません。
支持派:「支援で未来見える!」
懐疑派:「でも利益出ないと株には期待できない…」
この綱渡りに、しめじ目線の逆張り戦略が刺さります。
🔑 逆張り家の思考:支援後こそ待て、焦るな
✔️ ポイント①:株価上昇は“業績変化”が出てから
支援発表で買いたくなる気持ちは分かりますが、その反応は一瞬の材料出尽くしで終わるリスクあり。
黒字化やAI成果が出るまで、じっくり待つ方が安心です。
✔️ ポイント②:チャートが底を切るサインを確認する
JDIとは違うのですから、
楽天にも「支援で失速しちゃった」という展開を見極める冷静さが必要になります。
✔️ ポイント③:支援が“次の失望”につながる逆境もあり得る
「国が救ってくれるから」という安心感が、自社努力の抑止になることも。
ここを見誤ると、また“JDIのような道”を歩む恐れもあるんです。
😊 しめじ的まとめ:今こそ“逆張り忍耐”のとき
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楽天はAI支援で倒産リスクは低下 ✅
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しかし、支援だけで株価が上がる保証はゼロ ❗
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JDIが証明したように、“支援→期待→失望”の流れもありうる
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だからこそ逆張り家は、「支援発表で安堵するな」「業績回復の兆しまで待て」の姿勢が必要
🎯 今回のブログのポイント
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支援イコール買いではないという逆張り眼の獲得
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歴史(JDI)から学ぶ「喜んで買ったら失速した」パターンの回避
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倒産リスクが消えても、業績発表や黒字化前に買わない安心感を身につける
・当ブログ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。
・最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いいたします。