逆張りサラリーマン投資家しめじ

逆張りこそ至高、高値は買わない!

「米国債は退屈」と言ったあの頃の僕へ──円安が続く今、再び安全資産を見直す

米国債、意外と悪くないよ」と書いたのは、先月のことだったでしょうか。

読者の中には、「しめじって逆張りなのに債券なんて地味なもん買うタイプだったっけ?」と首をかしげた方もいたかもしれない。でも、あの時の僕なりの直感は、意外にも間違ってなかった気がする。

当時の僕は、不況の気配と高金利のタイミングが重なり、“攻めより守り”の米国債にこそ妙味ありと感じていた。でも正直言って、あのときはまだ「円高に戻るリスクがあるよね」と、どこか慎重だった。

ところが――
2025年の夏。為替も金利も、思っていた未来とは違う地図を描いている。

まるで、「来年は夏休みに北海道に行こう」と思っていたら、なぜか気づけば沖縄の海に浸かっていた、そんな感じ。

前回からの変化:「金利差縮小」なのに「円安進行」?

2024年末時点では「来年こそ利下げが始まり、ドル安が来る」との予想が支配的だった。ところが、いざふたを開けてみると、米国は利下げを焦らず、日本も動きが鈍い。その結果、金利差は以前よりやや縮まっているにもかかわらず、為替は円安方向に張り付いたまま

この「金利差縮小=円高」という従来の構図が機能しなくなっているのだ。

一部の専門家は、「日本の貿易赤字構造」や「資本逃避による構造的円安トレンド」が背景にあると分析している。

つまり、「いつか円高になるでしょ?」という前提に賭けてドル資産を敬遠するのは、今やリスクにさえなり得るということ。

金利と円安──米国債の“静かな旨み”が染み出す

円安が長期化するなら、ドル建て資産のリスクは想定よりも小さくなる。その代表格が米国債ETFだ。

特に【TLT】や【AGG】などのETFは、4%前後の利回りをキープしながら、ドル高の恩恵も受けられるポジション。まるで、釣り堀に垂らした糸が、風に逆らわず静かに魚を引き寄せるようなもの。

不況が来れば債券価格が上昇し、含み益も狙える。
来なければ?配当金だけ受け取って、のんびり構えていればいい。

レバレッジで不況を爆益に!」その誘惑に潜む罠

ここで登場するのが【TMF】──20年超米国債の3倍レバレッジETFだ。確かに、「景気後退が来た瞬間に爆上げ」という夢は魅力的に見える。

でも、その夢には副作用がある

レバレッジETFボラティリティが高いほど価値が削られる性質(減価)を持つ。しかも【TMF】は分配金がほぼゼロ。長期保有で“待つ”のには向かない。

例えるなら、不況という台風が来るまで、ずっと傘を全開で持ち上げて立ち続けているようなもの。肩は凝るし、風が来なければ無意味に疲れるだけ。

一方、TLTやAGGなら、ベンチに座ってお茶でも飲みながら待っていられる。

「株も買いたいけど…」という人へ

もちろん、「株が下がったら拾いたい」その気持ち、よくわかる。僕も同じ。でも、今はまだその“底”が見えない。

それなら、米国債ETFで高配当をもらいながら待つというのは、逆張り投資家として非常に理にかなっている選択肢だ。

キャッシュポジションだけで待つのは、冷蔵庫に入れたまま賞味期限を迎える豆腐みたいなもの。動かさなければ、何も起きない。

「債券は退屈だ」と言ったあの頃の僕へ

あのとき、ちょっとだけ手を出した米国債が、いま静かに、でも確実に役立っている

この1年で思った。派手な株を追いかけるだけが投資じゃない。円安が続き、インフレがくすぶり、不況の足音が近づいてくる今こそ、債券のような“地味な戦士”が頼れる存在になる。

思えば、僕が投資を始めたころは、すべてを株で勝負しようとしていた。でも今は違う。

「守りながら攻める」──それが、今の僕の投資スタイルだ。


・当ブログ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。
・最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします。


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