〜マグニフィセント7の影に潜むリスク〜
こんにちは、逆張り投資家しめじです。
「アメリカ市場に投資したい。でもマグニフィセント7(アップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、メタ、テスラ、エヌビディア)は割高すぎる!」
そう感じて、S&P500インデックスに投資している人、多いのではないでしょうか。私の周りでも「インデックスなら安心だから」と口癖のように言う人がいます。
でも、本当にそうでしょうか?
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マグニフィセント7の割高さは確かに気になる
S&P500全体の株価収益率(PER)は約20倍前後。一見するとまだ許容範囲に見えます。
ところが中身を見てみると、マグニフィセント7のPERは30倍〜50倍以上。特にエヌビディアは80倍を超える場面もありました。
「高すぎる!」と眉をひそめる投資家も多いですが、事実としてこれらの企業は急成長を続けており、AIやクラウド、電気自動車といった分野をリードしています。割高だけど、成長の裏付けは確かにあるんですよね。
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S&P500インデックスを買う人の心理
ではなぜ多くの投資家がS&P500インデックスに資金を入れるのか?
理由はシンプルで、「安心感」です。
一社に集中投資すると、その会社の業績次第で資産が大きく上下する。でも500社に分散すれば、リスクは小さく見える。
「アメリカ全体の成長に乗れる」というイメージもあり、NISAでも人気No.1の投資先になっています。
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しかし残りの493社は本当に安心なのか?
ここで一度立ち止まって考えてみましょう。
S&P500に組み込まれている残りの493社は、マグニフィセント7ほどの成長力はありません。むしろ成熟産業や、成長余地が限られている企業も多い。
それでもインデックス経由で自動的に買いが入ることで、成長性に乏しい企業のバリュエーションまで吊り上げられているのが現状です。
つまり「分散しているつもりが、実は成長力がない企業にまで高値掴みしている」可能性があるんです。
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分散がリスクを消すとは限らない
投資の世界では「卵を一つのカゴに盛るな」と言われます。
でも、もしそのカゴの中の卵の半分以上がヒビ割れていたら?
割れている卵をいくら分散して持っても、結果的にリスクを抱え込むことになります。
今のS&P500インデックスは、「マグニフィセント7の成長に期待しつつ、それ以外の銘柄までつられて高く買ってしまっている状態」に近いかもしれません。
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じゃあどう考えればいいのか?
もちろん、S&P500が長期的にリターンをもたらしてきたのは事実です。1970年代以降、平均すると年率7〜10%程度の成長をしてきました。
ただしその成長の原動力は常に入れ替わってきました。
昔はエネルギー、次に金融、そして今はテック。
つまり「500社を丸ごと持つ=安心」と考えるのは少し短絡的かもしれません。むしろ今後は「どのセクターが本当に伸びるのか?」を見極める目がより大事になると思います。
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しめじの逆張り目線
逆張り投資家として気になるのは、「今、安心の分散だと思われているS&P500が、実は逆にリスクを抱えているかもしれない」という点です。
成長性が不透明な493社のバリュエーションが高まりすぎているとしたら、調整局面で大きな下落を招くかもしれません。
つまり「インデックスだから安心」と思考停止するのではなく、「何にお金を払っているのか?」を意識することが必要だと思います。
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関連記事
以前、グロース株の探し方 という記事を書きました。今回のテーマとも相性がいいので、ぜひ合わせて読んでみてください。
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まとめ
マグニフィセント7は確かに割高だけど、成長力がある
S&P500インデックスは「安心の分散」と思われがち
しかし残りの493社にも高いバリュエーションがついており、リスクはある
「インデックスだから安心」とは限らない
投資はいつだって「思考停止が一番の敵」。
今日の話が、皆さんの投資判断のヒントになれば嬉しいです。
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