こんにちは、しめじです。
今回はけっこう面白いんじゃないかとわくわくしているアイデアです。
最近、プラチナがじわじわと価格を切り上げていますね。環境規制の強化や水素関連技術への注目で、プラチナに資金が流れ込むのも自然な流れ。しかし、ここで僕が気になっているのが 「パラジウム」 です。

実はパラジウムには、かつての2020~2021年のように大きなスパイクを起こすポテンシャルが再び眠っているんじゃないか――そんな視点で今日は語りたいと思います。
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◆ 2020~2021年のパラジウム急騰を振り返る
まずは歴史から。2020年頃、パラジウム価格は 1オンス=2,700ドル超 まで駆け上がりました。理由はシンプルで、
自動車触媒(排ガス浄化)需要の急増
南アフリカやロシア依存による供給不足
投機資金の集中
この「需要は増えるのに供給は細る」という綱引きが、一気に価格を押し上げたわけです。
僕の感覚で言うと、まるで駅のホームに入ってきた電車が小さすぎて、降りる人と乗る人でギュウギュウになり、ホームが一瞬でパンクするようなもの。需給がちょっと崩れるだけで、値段はあっという間に吹き上がるのがパラジウムの怖さであり、面白さです。
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◆ プラチナ高騰は「兄貴分」パラジウムの前触れか?
今、プラチナが買われている理由は、
水素社会への期待
環境対応触媒としての再評価
投資資金の流入
などが背景です。
ただ、プラチナとパラジウムは「代替関係」にあります。自動車メーカーにとっては、コスト次第でどちらを使うかを調整できる。つまりプラチナ価格が高騰すると、「それならパラジウムに回そう」という動きが強まりやすいんです。
兄貴分のプラチナが目立っているときほど、弟分のパラジウムは密かにチャンスをため込んでいる――そんな構図が浮かびます。
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◆ ロシア・ウクライナ紛争と供給リスク
忘れてはいけないのが、パラジウムの供給源です。
世界の供給の約4割はロシア。ウクライナ戦争が続く中で、制裁強化や物流網の混乱が起きれば、供給が絞られるリスクは常に存在します。
もし何かしらの地政学的ショックでロシアからの供給が止まれば、2021年のように一気に価格が跳ねる可能性は十分にある。これは単なる「もしも」ではなく、現実的なシナリオです。
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◆ 投資家としての視点
僕自身は「逆張り投資家」なので、みんながプラチナに熱狂しているときほど、パラジウムに目を向けます。

プラチナが上がりすぎれば、代替需要でパラジウムに資金が流れ込む
ロシア依存の供給リスクは依然として高い
需給のバランスがちょっと崩れるだけで、2021年級のスパイクが再演する可能性
つまり、今はまだ静かに眠っているように見えるパラジウムも、実は「眠れる獅子」なのです。
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◆ まとめ
パラジウムは、2020~2021年に見せたような急騰を再び演じる可能性を秘めています。
プラチナ高騰が続く今こそ、投資家はその影に隠れたパラジウムに目を向けておくべきタイミングかもしれません。
相場はよく、海の潮の流れに例えられます。みんなが波打ち際で遊んでいるとき、本当に大きな魚は沖に潜んでいる。パラジウムもまさにその「沖に潜む大物」なのかもしれませんね。
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