こんにちは、逆張り投資家のしめじです🍄
いやー笑っちゃう位リスク資産が上がっていきますね〜
最近「日本株は新時代だ!」なんて言葉、よく聞きますよね。
日経平均はバブル期の最高値を更新、外国人投資家の資金も流入し、円安で輸出企業は好調…。
でも、そんな景気の“熱気”を感じる今だからこそ、私は逆に静かにゾクッとするんです。
なぜか?
歴史を振り返ると、日本経済は約40年周期で大きな波を描いているように見えるからです。
そして、**今がその「転換点」**に立っているのかもしれません。
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📊 日本経済の40年サイクルとは?
まずはこちらの年表をご覧ください。
時期 主な出来事 景気の局面
明治維新(1868年)〜日露戦争(1904年) 近代国家への成長、工業化の始まり 上昇期
日露戦争後〜第二次世界大戦(1945年) 戦費負担・不況・敗戦 下降期
戦後復興〜バブル景気(1989年) 高度経済成長、ジャパンアズナンバーワン 上昇期
バブル崩壊〜現在(2020年代) デフレ、少子高齢化、失われた30年 下降期?
つまり──
およそ40年周期で“繁栄と停滞”が繰り返されているんです。
「景気循環」にはいくつかの理論がありますが、代表的なのがクズネッツ・サイクル(約20年)やコンドラチェフ・サイクル(約50年)と呼ばれる長期波動。
日本はそれに近い“40年サイクル”を描いてきたと考えられます。
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⏳ バブルからちょうど40年。いま何が起きている?
1989年のバブル絶頂から、2029年でちょうど40年。
そう、いま私たちは「転換点」の真上にいるのです。
ここ数年の日本を振り返ると──
日経平均が史上最高値を更新
賃上げや設備投資の再開
インバウンド・観光需要の回復
円安を追い風にした輸出企業の利益拡大
まるで“昭和の高度成長を彷彿とさせる”ような明るい話題も増えています。
しかし、私はここで浮かれすぎてはいけないと思っています。
なぜなら、**景気の波は「上がる前に必ず底を打つ」**からです。
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🌊 40年の波は「潮の満ち引き」
たとえるなら、日本経済の波は“潮の満ち引き”のようなもの。
潮が引く(=不景気)ときは、
海辺に転がる石や貝殻がむき出しになります。
でも、潮が満ち始める(=景気回復)と、
今度はその石が水に沈み、気づけば海岸線が変わっている。
バブル崩壊以降の30年間、
企業は“コストカットと内部留保”に全力を注いできました。
その結果、今や日本企業は世界でも屈指のキャッシュリッチ体質。
この「底を固めた30年」こそ、
次の波に乗るための助走期間だったのかもしれません。
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🧠 景気の底って、実は「みんなが強気のとき」にやってくる
人間の心理は面白いもので、
「景気が悪い」ときは株を買えず、
「景気が良い」ときほど、リスクを取りたくなるものです。
でも、実際に**長期チャートで底を形成するのは、“悲観が消えた頃”**なんです。
今の日本は──
企業業績は好調、賃金も上昇、でも実感はまだ乏しい。
まさに“強気になりきれない強気相場”です。
だからこそ、逆張り投資家としての私はこう思います。
> 「もしかしたら、今は“底”の真っ只中なのでは?」
潮が満ちる前の静けさ。
それが今なのかもしれません。
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💡 景気サイクルを投資にどう活かすか?
この40年サイクルを意識すると、
投資のタイミングを大きな視点で考えられるようになります。
1️⃣ 景気後退期(底)
👉 割安な資産(株・不動産・貴金属)を仕込む時期
2️⃣ 回復期
👉 内需・設備投資関連、ディフェンシブ株が上昇
3️⃣ 繁栄期
👉 グロース株や輸出関連が主役
4️⃣ 過熱期(バブル)
👉 利益確定&守りのポートフォリオへ
この波を俯瞰して行動することで、
「今は買うべきか、待つべきか」を冷静に判断できるようになります。
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🔗 関連記事:過去の景気循環と投資戦略を復習!
📘 日銀が利上げした後のマーケットはどう動く?
📈 景気後退に備える投資戦略
どちらも、今回のテーマ「景気の波」を理解するのに役立つ内容です。
ぜひ読んでみてください!
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🪙 まとめ:景気の“夜明け前”こそが一番のチャンス
歴史は繰り返すと言いますが、
経済もまた「人間の心理」が作る生き物のようなもの。
40年という長い周期で見れば、
バブル崩壊後の“失われた時代”は、次の成長への助走だったのかもしれません。
「夜明け前が一番暗い」と言います。
まさに今の日本がその夜明け前――
静けさの中に新しい光が見え始めている。
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