どうも、逆張り投資家しめじです。
最近のアメリカ株、勢いはありますが…数字を見れば見るほど怖い。
なんと今のS&P500のPER(株価収益率)は約29倍前後。
長期平均の約16倍と比べると、ほぼ倍の水準です。
歴史的に見ると、
1929年の世界大恐慌前
2000年のITバブル期
そしていま現在(2025年)
この3つの時代が、「過去150年で最も株が割高だった局面」に並ぶレベル。
つまり、今の相場は“上がりきった風船”のような状態なのです。
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■ 神のみぞ知る、しかし「暴落を前提に備える」のがプロの構え
株価が下がるかどうかなんて、正直、神のみぞ知る。
でも「暴落が来たらどうするか」を考えておくのは、投資家の基本姿勢です。
上がるときはみんなが強気、
下がるときはみんながパニック。
そのときに**「あわてず、淡々と買える準備がある人」**だけが、次の上昇相場で笑えます。
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🛡 しめじ流「20%暴落を前提にした守りのポートフォリオ」
資産クラス 割合目安 役割/狙い
米国株(S&P500など広範指数) 20% 成長性を残しつつも、リスク資産を絞って守備力を高める
高配当株・ディフェンシブ株 10% 不況下でも配当が期待できる安定セクターを補助的に
日本株・先進国株(分散枠) 10% 為替分散。米国一極集中リスクを回避
債券(米国国債・日本国債など) 20% 下落時に買われやすい“安全資産”。リスクヘッジとして中核に配置
金(ゴールド)・金鉱株 20% 有事・通貨不安時の防御資産。株と逆相関で動きやすく“真の守り”
キャッシュ(現金・短期債) 15〜20% チャンス待ち資金。暴落後に買い増す“温存弾”
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■ この構成の狙い
1. 株を2割に絞って“飛び道具”化
株はリターン源泉ではあるが、同時に暴落リスクの最前線。
「守る」がテーマの今は、株の比率を思い切って抑える勇気が大切。
2. 金(ゴールド)で逆相関ヘッジを取る
金はインフレ・ドル安・地政学リスクなどに強く、
株式と逆方向に動くことが多い。
金20%は一見多そうですが、「非常時の防波堤」としては心強い比率です。
3. 債券+現金で下落時の“再投資余力”を確保
暴落時、真っ先に買われるのは米国債。
その資金の流れを見越して、あらかじめ“逃げ場”を作っておきます。
4. キャッシュを残す=未来の種銭
「余力ゼロの投資家」は、暴落をチャンスに変えられません。
暴落20%を“歓迎できる”くらいの現金余力を残すのが、しめじ流のリスク管理です。
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■ 🍄 しめじの逆張りひとこと
> 株が割高なときに守りを固め、
株が割安になったときに攻めに転じる。
それが逆張りの真髄。
「今は株を買う時期ではなく、“買えるように備える時期”」なんです。
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■ 豆知識💡:S&P500の平均PERの歴史
時期 平均PER 状況
1929年(大恐慌前) 約30倍 歴史的バブル期
2000年(ITバブル) 約44倍 史上最高の割高水準
2008年(リーマン前) 約22倍 信用バブル期
2025年(現在) 約29倍 歴史的高水準に再突入
こうして見ると、いまの米国株は「割高ゾーンの再来」ともいえる位置。
PERだけで未来を占うことはできませんが、過去の教訓は、静かに警鐘を鳴らしています。
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✅ 結論
今のS&P500は、過去150年でも屈指の割高水準。
株価が下がるかどうかは神のみぞ知るが、下落リスクを前提に行動することが大切。
米国株の比率を減らし、金・債券・現金を厚めに構成して「耐えながら拾う」設計を意識しよう。
投資は“勝つ”よりもまず“残る”ことが先。
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🔔 免責事項
本記事は筆者しめじによる個人的な見解・市場解説であり、特定の金融商品の売買を推奨・助言するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。