最近の相場、強いですよね。
日経平均もグロース株も絶好調!
そんな中で**バリュークリエーション(9238)**の株価だけが“ズドン”と下がっている。
こういうとき、ぼくの中の“逆張りの虫”がうずくんです。
「お前…なんで一人だけ沈んでるんだ?」と。
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■ マイホーム探しに似ている株探し
皆さん、マイホーム探しをしたことがありますか?
駅前が便利で、買い物も学校も近くていいな〜と思うのに、
いざ探すと土地が全然ない!
なぜか?
それはもう、高齢者が昔いい場所をがっちりキープしてるから。
でも時代は動いています。
日本の人口ボリュームゾーンである団塊の世代(1947〜1949年生まれ)は、
すでに75歳前後。
10年後には介護施設への入居や相続などで、
空き家・古い家の“放出フェーズ”に入るわけです。
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■ 空き家=社会問題×ビジネスチャンス
この「空き家問題」、総務省のデータでは
全国の住宅の7軒に1軒が空き家になっているといわれています。
そして、空き家を放置すると
・景観の悪化
・防災リスク
・不法投棄の温床
など、地域社会に迷惑をかける。
行政としても早く取り壊して再利用したい。
つまり、これから10年は
「解体需要の時代」がやってくるということです。
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■ バリュークリエーションの出番
そこで登場するのがバリュークリエーション(9238)。
この会社は**「くらしのマーケット」型のWebマッチングサービス**を運営しています。
要するに、
> 「解体してほしい家を持つ人」と
「仕事を受けたい解体業者」
をつなぐ“ネットの窓口”なんです。
これまでは「知り合いの業者を紹介してもらう」「地元の建設会社に頼む」など、
アナログな流れが主流でしたが、
若い世代はスマホでポチッと見積もり比較する時代。
その入口を握っているのがバリュークリエーションというわけです。
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■ 再開発とともに伸びる解体需要
駅前再開発が各地で進んでいますよね。
京都・奈良・大阪でも、古い木造住宅を更地にして、
新しい商業施設やマンションがどんどん建っている。
ただし、再開発の前にやるべきことが一つあります。
それが「解体」。
駅前に空き家があれば、それを壊さなきゃ次の一歩に進めません。
これが、都市再生の入口を担う仕事なんです。
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■ 株価急落は「買い場」か?
そんなバリュークリエーションですが、
最近の決算でやや成長鈍化が見えたことで株価は急落中。
でも冷静に考えてみてください。
解体需要の波はこれから本格化します。
2020年代後半〜2030年代前半は、
団塊世代の高齢化とともに空き家市場がピークを迎える可能性が高い。
つまり、今の調整は**「成長前の充電期間」**かもしれません。
株価が割高感を解消して、
PERやPBRが落ち着いてきた今こそ、
“逆張りしめじ”のアンテナがピピッと反応するわけです。
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■ まとめ:表通りが賑わうとき、裏路地を探せ
株式市場も不動産も同じ。
みんなが「駅前がいい!」と群がるときに、
本当のチャンスは一歩裏の路地に転がっている。
バリュークリエーションのような地味銘柄こそ、
次の10年を支える“社会インフラ”になる可能性があります。
ぼくはこう思います。
> 解体は、終わりじゃなく始まり。
家を壊すビジネスは、未来をつくるビジネスだ。
そして、株価が壊れている今こそ──
“買う”ときなのかもしれません。
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(※投資は自己責任で。しめじは空き家を見ると「この下に金鉱脈が埋まってそうだな」と思うタイプのビーグルです。)