銅(どう)と聞くと、ちょっと地味な金属のイメージがあるかもしれません。
でも今、その銅が**「次のゴールド」になるかもしれない**という話、
みなさんご存じでしょうか?
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🧲 銅は「インフラの血管」
銅は、電線・モーター・配管・半導体など、
現代社会のあらゆるところに使われている金属です。
電気が通るところには、ほぼ必ず銅がある。
つまり、銅は“インフラの血管”のような存在。
しかも今後は、
EV(電気自動車)
再生可能エネルギー(太陽光・風力)
データセンター・AIインフラ
といった分野での需要が一気に増える見込みです。
EV1台あたりに使われる銅は、
ガソリン車の約3〜4倍。
発電から送電までの配線に銅が欠かせません。
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📈 銅の需要は2035年に「2020年の2倍」へ
ある調査によると、2035年には世界の銅需要が2020年比で2倍に達し、
一方で供給量は1.6倍にとどまると予測されています。
つまり、年間1000万トンの銅が不足するということ。
これは、世界中の銅鉱山をフル稼働させても足りないレベル。
鉱山開発は環境規制も厳しく、
新たに大規模プロジェクトを立ち上げるには10年以上かかる。
つまり、「足りない」と分かっていても、
すぐに増産できないのが銅の世界なんです。
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🪫 “地味な金属”の逆襲が始まるかもしれない
ここで思い出すのは、リチウムやニッケルが急騰した時期。
あのときも、みんなが「地味な素材」と思っていたものが、
EVシフトで一気に注目され、価格が何倍にも跳ねました。
銅も同じ構図。
今は「まだ在庫ある」「鉄やアルミの方が話題」と思われているけれど、
将来的に**“銅ショック”**が起きる可能性があります。
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🧭 逆張り投資家しめじの視点
僕の持論ですが、
「人が金(ゴールド)を追うときは、
その下で銅がこっそり値上がりしている」んですよね。
最近、金や銀が過熱していたので全部利確しましたが、
その一方で、僕は銅関連のETFや鉱山株を少しずつチェックし始めています。
特に注目しているのは、
銅鉱山の開発会社(BHP、フリーポート・マクモランなど)
銅リサイクル関連企業
これらは今のところ「地味」ですが、
10年スパンで見れば“新しい資源ブーム”の主役になる可能性を秘めています。
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⚠️ もちろんリスクもある
銅は景気敏感な素材です。
景気が冷え込むと真っ先に売られる。
でも、長期トレンド(EV化・脱炭素・AIインフラ拡大)は
明確に“銅が必要な方向”へ向かっています。
つまり、短期では下げても、長期では上がる構造。
これぞ逆張り投資家の得意分野です。
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🐶 しめじの結論
地味で、見向きもされない素材。
でも世界が動くとき、真っ先に必要になる。
そんな存在が「銅」なんです。
今は誰も騒いでいません。
でも10年後、「銅が足りない!」とニュースになる頃には、
もう遅いかもしれません。
しめじは今日も、
地味で輝く“赤い金属”を追いかけています。
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🧰 おまけ:銅を感じる日用品(ちょっとマニア向け)
銅製のアイテムって、実は身近にもたくさんあります。
例えば「銅マグカップ」や「銅の急須」は、
熱伝導がよくてお湯がまろやかになるんですよね笑
しめじでした