レーザーテック決算
こんにちは、逆張り投資家のしめじです。
今回は10月31日に発表されたレーザーテック(6920)2026年6月期第1四半期決算を見ていきます。
AI・半導体ブームの中心銘柄だけに、市場の関心は非常に高いですね。
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🧾 決算の概要
まず数字から。
- 売上高:541億円(前年同期比+47.5%)
- 営業利益:267億円(+67.9%)
- 経常利益:271億円(+113.2%)
- 最終利益:190億円(+113.4%)
過去最高水準の利益率を叩き出しており、AI需要の追い風をしっかりつかんでいます。
特に半導体関連装置の売上が62.6%増と圧倒的。GPUやHBM向けの露光マスク検査装置の需要が旺盛でした。
一方で、パワー半導体関連はEV市場の停滞で低調だったとのこと。
地域別では、米国向け(主にAIサーバー用)が牽引し、韓国・台湾も堅調でした。
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💰 財務状況も健全
総資産は3,092億円、自己資本比率66.6%と堅牢。
キャッシュフローも改善しており、営業CFはプラス59億円(前年はマイナス)。
ただ、自己株買いと配当支払いで手元資金は174億円減少しています。
年間配当は据え置き329円予定と、高い還元姿勢を維持。
自己株式も24万株ほど取得しています。
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📉 通期見通しは慎重姿勢
通期予想は据え置き。
- 売上:2,000億円(▲20.5%)
- 最終利益:600億円(▲29.1%)
四半期の勢いからすると控えめに感じますが、同社は**「納品時期の偏り」や「顧客の設備投資計画次第」**という変動要因を多く抱えています。
つまり、業績が上ブレしても決して強気に出ないのがレーザーテック流です。
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📊 しめじの見立て
AI・半導体セクター全体は「強すぎる」くらいに好調です。
ただ、株価はすでに未来の利益まで織り込んでいる印象が強い。
レーザーテックの株価はここ数年で何倍にもなりました。
市場は「次のNVIDIA」を探すような熱狂モードですが、
しめじは今こそ少し冷静になるタイミングだと考えています。
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🐢 しめじの行動
実はこの決算を見て、
しめじは AIおよび半導体関連ETF・個別株を少しずつ降りる ことにしました。
理由はシンプルです。
«「暴落した後にシクリカル銘柄を拾う方が、長期的にお金持ちになる確率が高い」»
AI関連は今、誰もが買っている“人気資産”。
逆張りの基本は、皆が群がる場所から静かに退くことです。
次に狙うのは、
- 景気敏感セクター(素材・機械・輸送など)
- 今は地味だけど底堅い企業群
そんな“見放された銘柄”たち。
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✍️ まとめ
- レーザーテックは売上・利益ともに過去最高ペース。
- 財務も健全で株主還元姿勢も強い。
- ただしAI熱狂のピーク感が強く、次の一手を考える時期。
- しめじは半導体から距離を置き、次のシクリカル循環を待つ構え。
レーザーテックは今回の決算確認後に売却しました。
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AI相場は長い旅の途中ですが、
「群衆が走る方向に冷静な逆張りを」
これがしめじ流の生存戦略です。
あなたは次、どのセクターに目を向けますか?
コメントで教えてくださいね。
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※本記事は投資助言ではなく、個人の見解・感想を述べたものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。