こんにちは、逆張り投資家のしめじです。
NTTの株価が市況を無視して安定しているのがどうしても気になっています。
そこで市場からはあまり今注目されていない今日は NTTが量子コンピュータでどう中長期の覇権を狙うのか を、
しめじ流に3つのシナリオで整理していきます。
量子コンピュータと言うと「夢物語」「商用化遠すぎ」みたいな印象を持たれがちですが、
NTTの戦い方はちょっと違う。
“光量子”という独自路線で、長期の絵を描いています。
では、その未来を逆張りしながら予測してみましょう。
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🔮 シナリオ①:光技術 × 量子で世界トップクラスの位置へ(強気)
■ 2025〜2030:基盤技術が揃い始める
メモリと演算を分けた新型量子アーキテクチャ
「弱い量子コンピュータ」を1ビット追加で万能化できる理論
光パルス計算プラットフォームの確立
OptQCとの協業で100万量子ビットを目指す
通信会社としての光技術の蓄積が、
“光量子”という次世代へそのまま活きてくる構図。
徐々に論文ベースから、実験デバイスが動くフェーズに移るでしょう。
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■ 2030〜2035:スパコンを超える「量子優位性」の実証
NTTの目標は 「量子と古典計算を組み合わせた大規模処理」。
量子だけで殴るのではなく、光技術×ネットワークで
スパコンでは解けない問題へ挑む形です。
もしここが成功すれば、
新薬の分子シミュレーション
気候予測
金融リスクモデル
モビリティの最適化
こうした領域で実績が出てきます。
市場はこのタイミングで初めて
「量子=売上につながる産業になるのか?」
と騒ぎ始めるでしょう。
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■ 2035〜2040:NTTは“量子ネットワーク企業”に進化
量子コンピュータ単体ではなく、
量子暗号通信
量子インターネット
分散量子計算
これらを統合した“量子ネットワーク企業”として
新しい収益の柱を作る。
しめじ的には、ここが米国企業との勝負所。
日本が通信インフラで世界を取った構造が、
量子でも再現される可能性があります。
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🤔 シナリオ②:量子は部分実用化に留まり、収益貢献は限定的(現実的)
これは一番妥当な中間シナリオ。
■ 2025〜2030
技術進展はあるけど、“商用利用”までは至らない。
論文は増えるが、売上への影響は限定的。
■ 2030〜2035
光量子は他方式(超伝導量子、イオントラップなど)と競争し、
「特定用途だけ強い」状態になる。
利用されるのは:
通信暗号
特定のシミュレーション
超高速最適化の一部
長期でみれば悪くないが、
株価が何倍にも跳ねる構図まではいかない。
■ 2035〜2040
ただ、量子暗号通信は確実に社会実装が進むため、
通信インフラ企業としてのNTTの強みは維持される。
株価としては“安定した大型株のまま”というイメージ。
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🥶 シナリオ③:量子実装が遅れ、世界に置いていかれる(弱気)
これは起こってほしくない未来。
■ 他国に主導権を奪われる
中国の光量子高速計算
欧州の量子通信網
これらがNTTを上回るスピードで実装に成功した場合、
NTTは技術力はあれど「商用化の遅れ」で存在感が薄れる。
■ 光量子が主流にならないリスク
光量子は「スケールさせやすい」と言われていますが、
逆に言えば、他方式がエラー訂正を突破したら競合に変わる。
■ 株価への影響
短期では重く、中長期の設備投資負担もかさむため、
大型株のメリットが薄れる展開もあり得る。
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🧭 しめじの結論:量子は“今お金にならない分、逆張りが効く領域”
量子コンピュータは今すぐ収益化しない。
だからこそ、今は市場が興味を失いやすい。
逆張り投資家しめじが好きなのは、
> みんなが見捨てている技術が、
20年後のインフラになっている未来。
通信 → インターネット → クラウド
と来たように、
量子が“その次”になる可能性は十分あるわけです。
NTTはその“長期テーマ”の中心にいる。
派手さはないけど、
長期テーマ株としては非常に面白い位置。
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📌 最後に
本記事はしめじ個人の見解であり、
投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。