熱は下がりましたが引き続き頭痛は少し残っています、、、
米国債券が売られたり、何かとインフレ懸念が見え隠れしますが、今日はイラク戦争のときマーケットで実際に起きたこと
中東情勢が緊張すると、マーケットではよくこんな話が出ます。
「戦争になると原油が上がる」
「原油が上がるとインフレ」
「だから利上げ」
たしかに一見それっぽいストーリーです。
でも歴史を見ると、
マーケットはそんな単純ではありません。
良い例が
イラク戦争です。
■戦争前は確かに原油が上がった
2002年後半から2003年にかけて、
「アメリカがイラクに侵攻するのでは?」
という緊張が高まりました。
その結果、原油価格は上昇。
供給不安があると、
エネルギー価格が上がるのは自然な反応です。
当時のWTI原油は
約38ドル付近まで上昇しました。
■でも戦争が始まると原油は下落
ここが意外なポイント。
2003年3月に戦争が始まると、
マーケットは
「供給はむしろ回復するのでは?」
と判断しました。
その結果、
原油は
38ドル → 約25ドル
まで急落しました。
つまりマーケットは
「戦争=供給不安」ではなく
「戦争=不確実性の解消」
と見たわけです。
■そしてFRBは利下げ
当時のアメリカ経済は
ITバブル崩壊の影響からまだ完全に回復していませんでした。
金融政策を担う
連邦準備制度理事会(FRB)
は、景気を支える必要がありました。
そのため2003年6月、
政策金利は
1%まで引き下げられます。
つまり
原油
戦争
金利
この3つは、必ずしも同じ方向に動くわけではない。
■マーケットは単純なストーリーを作りたがる
投資の世界ではよく
「原油高 → インフレ → 利上げ」
という一本道の説明がされます。
でも実際は
景気
雇用
金融システム
地政学
すべてを見ながら政策は決まります。
イラク戦争のときは、
戦争よりも景気の弱さの方が重要だった
ということです。
■しめじの考え
マーケットはいつも
単純なストーリーを作ります。
でも、歴史を振り返ると
現実はだいたいもっと複雑。
だからこそ、
「過去に実際どう動いたのか」
を知っておくと
ニュースに振り回されにくくなる。
焦らず、冷静に。
それが一番大事かもしれません。
※投資判断は自己責任でお願いします。